2012年11月7日水曜日

NW-F806 を、高音質Android端末として使う2

NW-F800 シリーズの話、その3。

もともと、NW-F806 購入の動機が、ケーブル繋ぐのがめんどくさい、だったりするので、Wi-Fi 経由でやりくりする話。


プレイリストの話。


Media Go で作ったプレイリストは、エクスプローラーで見ると、

ライブラリ > ミュージック > マイ ミュージック > Playlists > Media Go

フォルダあたりに m3u8 拡張子で保存されてると思う。(Windows7 の場合。他のは、どっか対応するフォルダに有るだろう)

これを、そのまま、NW-F806 の、/mnt/sdcard/Music ディレクトリに放り込んでも役にたたない。

プレイリストをメモ帳で開いてみれば判るが、絶対アドレスで指定してある。
そんなディレクトリは、NW-F806 側に存在しないんだから、動かないのは当然だ。

なので、適当に変換してやれば動くだろう。と言う事で、ちょっと調べてみた。

前述の『アニメタル・マラソン』を例にとると…

#EXTM3U
#EXTINF:63,アニメタルのテーマ
\\…NAS…\…NAS上のディレクトリ…\アニメタル\アニメタル・マラソン\01 アニメタルのテーマ.flac
#EXTINF:44,ガッチャマンの歌
\\…NAS…\…NAS上のディレクトリ…\アニメタル\アニメタル・マラソン\02 ガッチャマンの歌.flac


これを、F806 側のファイル構成が
/mnt/sdcard/Music/アニメタル/アニメタル・マラソン/*.flac
になっているとして。

#EXTM3U
#EXTINF:63,アニメタルのテーマ
アニメタル\アニメタル・マラソン\01 アニメタルのテーマ.flac
#EXTINF:44,ガッチャマンの歌
アニメタル\アニメタル・マラソン\02 ガッチャマンの歌.flac


に変更して、/mnt/sdcard/Music ディレクトリに放り込んで、データベースを更新すれば、使える様になる(はず)。ブログ上は、バックスラッシュ(\)で表示されてるけど、メモ帳なんかだと、円(¥)表示。あぁ、めんどくさい。

エンコード、改行は、utf8 crlf で問題無かったんで、適当なエディタで書き換えてやれば大丈夫そうだ。とりあえずメモ帳でも大丈夫だった。

ただ、12月のアップデートで、プレイリスト作成機能が追加されるそうだから、まぁ、どうでも良いか…。

参考 : http://en.wikipedia.org/wiki/M3U

ケーブルで繋いで転送してやれば、プレイリストも変換されて転送されるんだけどね…。


曲本体の話。


PC側で、転送操作をする。

AirDroid って言うアプリを、NW-F806 にインストール。後は指示通り、PC側のブラウザでアドレスにアクセスしてやるだけ。操作は直感的なんで、やれば判る。

常用してる Firefox だと、ファイル単位でしか転送できない。Chrome だとフォルダ単位で転送できるんで、この為だけに Chrome をインストールした。

リッピング直後なんかで、PC が稼動してる時には、こっちで。


NW-F806側で、転送操作する。


PC 起動して無くても、NAS に曲本体が有るんで、追加したり、入れ替えたりの用には、NW-F806 で。

AntTek Explorer (File Manager) と、AntTek SMB Client を入れてやる。これで、NAS に、SMB経由でアクセスできるんで、単純にファイル転送できる。


さらば、ケーブルよ。充電は、まぁ、しゃあない。



2012年11月6日火曜日

NW-F806 を、高音質Android端末として使う

NW-F800 シリーズの話、その2。

取り合えず、WALKMAN で有るところの NW-F806を、WALKMAN として使ってみたが、NW-A856 と比べて、音が良くなった(重要だけど…)以外は、操作性は悪くなったし、結局ケーブルを繋がなきゃならないしで、特に有り難味無し。

なので、高音質 Android 端末として使うべく、いろいろ入れてみる。

まずは、気休めでは有るが、セキュリティアプリを。
他の Android 端末にもいれている Lookout を入れる。

が、導入できず…。

『アカウントのデバイスが多すぎます。https://www.lookout.com/ja/settings にアクセスし、いずれかを無効にしてから続行してください。』

なる、エラーメッセージを吐いて、起動せず。
端末数とか、ライセンスで制限してあったっけ?とか思いながら調べてみるも、これと言って見つからず。
しばらく悩んだ後で、とりあえず後回しにする事にして、別の事を始める。

なので、実際に解決したのは、時系列では、もっと後の話なんだが…。
結局、先に Lookout をインストールしていた Nexus 7 が悪さをしていた。
と言うか、Nexus 7Lookout に登録されるデバイス名と、NW-F806 が登録しようとしたデバイス名が、同一だったので弾かれた。

で、解決法として、https://www.lookout.com/ja/settings に行って、Nexus 7 のデバイス名『Android』を、『Nexus 7』に”編集”して、設定タブを開いて、一番下のリンクを使って、”このデバイスで Lookout を無効に”してやってから、NW-F806Lookout を起動する。今度はきちんと起動した。

その後、『Nexus 7』を有効にしてやる。ついでに、NW-F806 のデバイス名も、適当に変更しとく。

取り合えず後回しというか、コーヒーでも一杯系をしてると、何故か解決策が思い浮かぶもんだな。先人の知恵だ。


音源は、せっかくだから FLAC で行こうって事で、試しに 1枚リッピングする。
選んだのは『アニメタル・マラソン』、理由はギャップレス再生のテスト用。このアルバムは、曲間の無音部分無しで最後まで曲が途切れず連続再生される。

ここは、PC側の話。
リッピング用のソフトは、SONY Media Go 。起動すると、適当に曲をインポートしてくれるんで、お好みで。後は、リッピング用に設定をちょっといじる。

ツール > ユーザー設定 > CD インポート
  • 新しいCDが… :チェック
  • トラックのインポートに… :FLAC
  • 転送先フォルダ :お好みで(私は、NASに)
それだけ設定して CD を放り込むと、簡単に FLAC で圧縮したアルバムが出来上がり。

出来た FLAC ファイルを、F806 の /mnt/sdcard/Music ディレクトリに、『アニメタル・マラソン』フォルダーごと放り込んでやる。(詳しい事は、別のエントリーで)

また、F806 に戻って。
W.ミュージック アプリを起動して、設定 > データベース更新 で、『アニメタル・マラソン』が認識される。

さて、再生してみる。FLAC でもギャップレス再生は大丈夫。曲間で途切れる事無く、問題なく連続して聞こえる。W.ミュージック アプリの他の機能も問題なく効果が有る。

まずは、FLAC でのギャップレス再生に問題が無いのを確認できたので、ここまで。


2012年11月3日土曜日

WALKMAN NW-F806 を買う

メジャーな DAP に新型が出ると、大して買う気も無いのに、一応店頭で試聴をしてしまう。

NW-Z1000 は、大きさが論外だったので、対象外。NW-A860 は、手持ちの NW-A850 (NW-A856) と比べて、特に、どうと言う違いも感じられなかったので、スルー。

一つ前の iPod は明らかに音が怪しいんで、対象外。新型 iPod は、未だ近所の電器屋に並んでないんで、未試聴。田舎なもんで…。

さて、NW-F800 。一聴して、かなり惹かれてしまった。デモに入っていた、アンジェラ・アキが、かなり艶っぽく聞こえて良い感じ。

ちょうど、NW-A856 に音源を転送するのがめんどくさくなっていた所なので(毎度の事で、PC にいちいちケーブルを繋ぐのが億劫になってきた)、Wi-Fi で LAN に繋げる NW-F800 なら、渡りに舟とばかりに、注文してしまった。


NW-F806 パッケージ
パッケージ。SONY的には水色が看板機なのかな

購入したのは、NW-F806 (32G) の黒モデル。

同梱品
同梱品

中身。毎度の事で、要らないケーブルやら、このままお蔵入りする付属インナーフォンやらが、いっぱい。お願いだから、そんなもの別売りか別パッケージにして、本体単体を安く売って…。同じシリーズを長く使えば使うほど、無駄な物が増えるのは、すごく嫌。

謎のパーツ
謎のパーツ

つうか、これは何?ドッキングステーション用のアジャスターかなんかか?

WM-PORTキャップ
WM-PORTキャップ

結局、役に立ったのは、WM-PORTキャップ、これだけ。これは、すばらしい。

NW-F806 と NW-A856
NW-F806 と NW-A856

左、NW-F806、右、NW-A856。一回りでかくなったが、ネックストラップを付けて、ぶら下げるには、許容範囲。


さて、取り合えず、NW-F806 をウォークマンとして使ってみる。
Android 端末としていじくらずに、DAP として、まずは音を聴きましょうと言う話。

PC 側の x-アプリは、既にアップデートしてあるので、そのままケーブルを繋いで、NW-F806 を認識させる。適当にアルバムを転送、プリインストールの楽曲を PC に退避。
付属のインナーフォンは、そのままお蔵入りさせて、常用している SONY XBA-3SL を繋いで聴く。イコライザーや、その他補正系は全て off。

私的リファレンスの、大西順子play, piano, play』を、F806 と、A856 で聴き比べてみる。以下、F806 の評価。


まず、全体の空気感、臨場感が良くなっている。
オーディオ評論的に、空気感、臨場感なんて言葉で表現しているが、個人的には、位相特性の優劣を表す言葉として使っているつもり。
自分でスピーカーの位相特性を調整した事が有れば判ると思うが、逆相で再生してスピーカーの位置を調整してやると、きっちり調整できたときには無指向な音になって、正相だと定位が良くなると言う、あれの話だ。

結果的に、 F806 では包まれる様な臨場感が増すと共に、定位も良くなっている。
音源の大きさが小さくなると同時に、その周囲に雰囲気みたいに漂った音が聞こえている感じ。A856 だと、もっと音像がぼやけた感じ。フィルターで言うと、Qが上がったと言うか…。言葉で伝えるのは、難しいね。


次。低域の締りが良い。低音がぼやけないんで、ベースの存在が、ピアノに埋もれない。A856 だと、どうしても、ピアノ、シンバルが浮いてきて、ベースが埋もれる。特に、弦を弾いた瞬間の音の違いが大きい。その周波数辺りの、アンプの駆動力、制動力が増している感じだ。音量が大きくなった訳じゃ無く、存在感が大きくなった感じ。


3番目、操作性。これは酷い。ちょっとどうかと思う。 A856 だと、手探りでアルバムの変更なんかも簡単にできたんだけど、F806 は、ひっぱりだして画面で操作しないと駄目。うーん、SmartWatch でも、買えってか?せっかく、Android 載せてるんだから、スマートフォン辺りからでも遠隔操作できる様にならんかね…。スマートフォンは、すぐに取り出せる様にして有るが、これは、ネックストラップで服の中にぶら下げるんで。


インナーフォンを、SONY MDR-NWN33S に変えて聴いてみる。
付属インナーフォンとネックストラップを一体化させた様な奴。本体ノイズキャンセル機能が使える(はず)。

ベースの低域がさらに出る。が、遅い低音。ボワーンとした感じ。こういう音は嫌いなんで BA にした。音の繋がりが悪いのか、楽器がバラバラに聞こえる。空気感が圧倒的に無い。A856 だと、さらに中低域がモリモリ出て、シンバルがピアノとベースに埋もれる。おじさんには辛い。

うーん、こっちで聴くと、A856 の方が低音モリモリに聴こえるな。XBA-3SL だと、F806 の方が低音聞こえるのに。何でだろ?


総評。XBA-3SL を繋いで、どノーマルで、ここまで音が出れば、もうこれ以上は要らんかも。と言うか、投資に見合った音質の改善が得られないだろうな。後、足りないとすれば重低音くらいだが、そいつはインナーフォンを変えるしか無いからなぁ、XBA-40



2012年10月23日火曜日

Nexus 7 を買う

日本でも発売!の情報をニュースで知って、即購入の手続きをした。

以前、Google Wallet を使って海外から商品(Xperia mini pro)を購入した事が有るので、設定は済んでいる。

で、そのまま買えばよいものを、きっと国内から発送なんだろうな…、と余計な気を遣って、わざわざ日本語で住所やらを設定して、そっちで注文してしまった。

注文後に気が付くわけだが、送り元は香港だったりする…。

まぁ、日本語で注文したせいだろうけど、発送までに時間がかかって、せっかく9/25 に注文したのに、届いたのは 10/4 と、結果的に結構待つ事になってしまった…。

貼ってあった送り状には、ちゃんと英語で送り先が書いてあって(日本語のも貼ってあった)、妙な手間を取らせて申し訳なかったなと…。微妙に住所違ってたり、日本語で入力するときに、姓と名、逆に入力してたりで、よく届いたなと。FedEx 万歳!


開封の様子なんて、もう大量に有るだろうから、別にブログに書く気も無かったんだが…。
意に反して、開封出来なかったので、ブログに書いてみる。

Nexus 7 の箱が開封しづらいと言う話は聞いていたが、 世の中的に開封しづらいと評されている以前の段階で、開封出来なかったので、なんかの役に立てば…。

Nexus 7 パッケージ
Nexus 7 パッケージ

パッケージ。ぱっと見、外側の紙が筒状になっていて、上下どちらにも抜ける構造だと思ったんだが、これがびくともしない。

なるほど、これが噂に聞いていた開けづらいパッケージか、と思って検索してみると、どうも違うようだ。動画で解説しているのなんかは、この筒を簡単に外した後の話だったり…。

筒が外せない…。さて困った。いや、切っちゃえば、開くんだろうけど…、とかしばし悩んだ末。

箱をはがす

スチールの定規を差し込んで、ぐるっと一周させる。で、反対側からも差し込んで、一周。目出度く、筒を外す事ができました。なんか、内部で癒着してたみたい。

Nexus 7 同梱物
Nexus 7 同梱物

やっと開封できたんで、中身を。日本用の充電器(5V 2A) と、しょぼい USB ケーブル。だから、要らないんだってば…。
その他、クイックスタートと保証書、リサイクル用のシール。 もちろん、本体も。

アスースのシール
アスースのシール

特におもしろくも無いリサイクルシールだけど、9/28付けで、ASUS は『エイスース』って読めよって宣言してるんで、おそらく『アスース』名義最後のシールのうちの一つ。


さて、Nexus 7 をしばらく使ってみたけど、なかなか良いね。2万円はお買い得。nasne の録画を見られるのも良い。ちょっと再生時にひっかかりが有るのが気になるが、ネットワークの問題って言うより、アプリ(Twonky Beam)側の問題って気がする。そのうち改善するかも。SONY が、torne for Android なんて言うアプリでも出してくれると嬉しいが…。DR録画の再生より、ライブチューナーが使えると、より便利になるんだけど…。トランスコードして流せるように、nasne がアップデートしないかね?


単体で使うより、ストレージサーバーと組んでなんぼって気がする。Nexus 7 と組ませるホームユース NAS の導入は、検討の価値が有ると思う。

当然、買ったのは本体ストレージ 16GBytes モデル なんだけど、個人的には 8GBytes モデルでも、なんの問題も無かった気がする。アプリをなんだかんだ入れても、まだ、1GByte にも達してない。システムで 3GBytes くらいは使ってても、空き容量は、12GBytes(8GBytes モデルなら、4GBytes) は有る。コンテンツは全てネットワークの向こうに置いておく前提ならば、余裕だ。

とりあえずは、各種マニュアル、リファレンス類を、NAS に放り込んで、Nexus 7 で簡単に閲覧できる様にする予定。

横画面 ATOK qwerty
横画面 ATOK qwerty

縦画面 ATOK qwerty
縦画面 ATOK qwerty

2000円分の Google Play 使用権は、ATOK に1500円使ってみた。分離するqwertyキーボードが、えらい使いやすい。とは言っても、やっぱり、ハードウェアキーボードが欲しくなる。


付属の充電器は、即、お蔵入り。以前から使っている、4口の充電器  BUFFALO BSIPA09BK の 2A 口で、問題なく充電できる。

いい加減、ガジェット類が増える度に、使わない充電器とケーブルが増えていくってのは、各社、考え直して欲しい。統一して、付属充電器無し、ケーブル無しにしてくれ。



2012年10月21日日曜日

ACアダプター for PS3コントローラー

nasne を使い出したら、torne 録画の為の PS3 自動起動回数が激減した。あたりまえか…。

さて、そこで困ったことが…。今までは…。
コントローラーのバッテリーが減る ⇒ 寝る前に PS3 に繋いどく ⇒ 次の日に使うまでには、なんだかんだで充電されている。
というパターンだったんだが、そうもいかなくなった。


と言う事で、コントローラー用充電器の必要性を感じて商品を探してみた。

怪しげな充電制限のせいで、普通の USB充電器に繋いでも充電され無い。無駄に不便だ。
各種専用充電器は専用充電器で、便利そうなのは、Dualshock 専用だったり、モーションコントローラー、ナビコン専用だったりで、これまた無駄に不便だ。

結局、なんのおもしろみも無い、ACアダプター(CECH-ZA1J) を買うことにした。これまたコントローラーとの通信用回路でも入っているせいか、無駄に高い。

やれやれと思いながら、近所のゲーム屋に足を運んだら、680円で投売りしていると言う幸運に恵まれた。世の中、悪い事ばかりじゃ無い。

CECH-ZA1J パッケージ
CECH-ZA1J パッケージ

CECH-ZA1J 内容物
左から:本体、USBケーブル、ACケーブル(眼鏡口)

眼鏡口のACケーブルを使用するタイプなんで、PS2 の電源ケーブルを、PS2 から引っこ抜いて流用する。既存のAC配線に変更無し。

相変わらず、無駄な USBケーブルが付属で付いてくる。いい加減、各社、考え直して欲しいものだ。そんなものは要らないのだ。


なんのおもしろみも無い ACアダプターを、そのまま使うと、本当に何のおもしろみも無くて、つまらない。自分でコントローラースタンド風に作ってやろうか、とか思い、使えそうなケーブル類を買ってみた。

ELECOM モバイル用USBケーブル USB-MBM5

ELECOM モバイル用USBケーブル USB-MBM5
横出し用、ちょっと便利。

SANWA SUPPLY AD-3DUSB14 3DUSBアダプタ

SANWA SUPPLY AD-3DUSB14 3DUSBアダプタ
USB-Aオス mini USBオス 角度自在タイプ。別の用途で USB-A オスメスタイプのも使ってるが、地味に便利。黒が有ればねぇ…。

変換名人 USB Mini B延長ケーブル 下L型

変換名人 USB Mini B延長ケーブル 下L型
上下左右の4タイプ有り。これまた妙に便利。各種USBコネクタータイプのが有れば、もっと便利なのに。

組み合わせる
組み合わせると、こう

安売りの幸運は、ケーブル、コネクターですっとんでしまった。

組み合わせたケーブル類の取り回しは、こんな感じで、後はケーブル隠し兼の置き台を工作してとか言う段階で、やる気が失せた。別に、この状態で何の支障も無いわけで…。


これでやっと快適な充電環境が復活した。個別スイッチ付きのタップに繋いでおくと便利。ナビコンを含めて、3台のコントローラーが同時に充電切れって可能性は低いので、2口で十分だ。




2012年9月29日土曜日

『少女ファイト』がおもしろい

題名どおり、日本橋ヨヲコ の『少女ファイト』がおもしろい。

少女ファイト 9巻

どろっどろの人間関係なのに、なぜかサラッと読ませる上手さが有る。
年1ペースなのが、寂しいね。

絵もうまいし、話もうまい。もっとドカッときても不思議じゃない人だと思うが、マイナーメジャー路線だね。 毛色の変わった漫画ってのは、だいたいマイナーメジャー路線なんで、地道に続けてさえくれれば、読む方としては問題なんて無いんだけど。



【送料無料】少女ファイト(9) [...

【送料無料】少女ファイト(9) [...
価格:630円(税込、送料別)

2012年8月31日金曜日

nasne を買って来た

近所のゲーム屋に普通に売ってたんで、Amazon に入れていた予約をキャンセルして、購入。

nasne と torne
nasne、右 torne

デザイン的には PS3 ライクでよろしいが、縦置きはなぁ…。横置き用のスタンドと言うか、ラックでも作らんかね?増設もできるんだし。自分で作るのはめんどくさい。


-- セッティング --


nasne に B-CASカードを挿す
B-CASカードを挿す

B-CAS カードを挿す。向きが逆さまなのは、部品配置上し方がなかったのかな。直感的じゃ無いね。

ぺらぺらのクイックスタートガイドに沿って、接続、設定して、あっけなくセッティング終了。具体的には、nasne のシステムソフトアップデートをして、続いて torne 起動、設定メニューから、nasne を設定。

後は、nasne 設定用の nasne HOME (http で接続)を一通り覗いておく。省電力設定だけ変更。PS3 以外からの設定だと、http 接続のこっちがメインかな。

もともと LAN は構築して有るし、NAS 自体も前から使ってたんで、セッティングはあっさり感が。

PC だの、ゲーム機だの周りに、機能が被りつつ、微妙に機能が異なるストレージが、いくつも繋がっているのが嫌な感じ…。


-- 地デジ構成 --


地デジアンテナ ⇒ ブースター ⇒ nasne in ⇒ nasne out ⇒ torne in ⇒ torne out 開放

UHF しか流れてないんで、特に混合やら分波やらは無い。終端抵抗は付けていたけど、付けても付けなくても変わらないんで外してる。

あまり受信強度が大きくないんで、こういう構成だと torneで受かるのか心配だったが、nasne をはさむ前とアンテナレベルは、なんら変わらず。

S-5C-FB と nasne 付属アンテナケーブル
左:S-5C-FB 右:nasne 付属アンテナケーブル

付属に付いてたケーブルが S-5C-FB と比べるとこんな感じ。自分でケーブルを作らなきゃならないなぁと、めんどくさく思っていたが、せずに済んだ。そのうち作る気はするが…。

nasne 内蔵の分配器は、ブースター付きのタイプかもしれない。nasne の主電源落とすと、どうなるかは未確認(どうせ落とさないし…)。


-- LAN構成 --


ルーターnasne
PS3

有線で普通に nasnePS3 もルーターにぶら下げてる。


-- 試用 --


---- 録画、録画再生 ----

録画は、torne のだいたい倍の容量を食う。USB外付けの HDD は、早晩必要になるだろう。torne 用の HDD を移動すれば良いんだが、見てないのが溜まってるんで、それを消化してからだな。torne の録画ムーブ機能を作る気があるんなら、SONY は早めに作って欲しい。

シーンサーチが、圧倒的に torne より速い。速いと言うか、表示が瞬時になされる。事前にインデックスでも作ってあるのかもしれない。


---- ライブチューナー ----

PS3 から DLNA 経由でライブチューナーを見てみる。当たり前だが、普通に写る。

torne からは、nasne ライブチューナーは、特定して起動できないのかな?そういうオプションは見つけられなかった。

一点、気づいた事が。音が良い。AVアンプの表示を見ると、ドルビープロロジックII の表示が…。


以下、nasne と直接関係ない話。

torne って音が悪いのか?と思って検索すると、PS3 の音声出力の問題なのか…。

解決策
  1. HDMI での音声出力コーデックを、ソース毎に毎回変える。
  2. HDMI光TOS の同時音声出力。
  3. 出力先を HDMI光TOS にソース毎に毎回変える。
メリット
  1. ケーブルが HDMI 1本で済む。
  2. PS3 側の設定をソース毎に弄らなくて済む。
  3. HDMI の音声コーデックは全部使える。
デメリット
  1. とんでもなくめんどくさい。
  2. HDMI の高品質、高機能音声コーデックが制限される。ケーブルが2本いる。
  3. ソース毎に、音声出力先を PS3 で選択しなければならない。ケーブルが2本いる。

いくつか解決策が有る様だが、手間と品質を勘案して、結局3番目の選択肢を選んだ。常用2番、ときおり3番でも良いかも知れない。

光TOSケーブルを追加して、それ経由(2chで出力)で torne の音声を出力すると、ちゃんとドルビープロロジックII が効いた…。今まで、何を聴いていたんだか…。
ゲームや BD、サラウンド放送の録画再生の時は、HDMI を音声出力先に変更する。めんどくさい。

DLNA 経由だと、HDMI でも問題なくドルビープロロジックII が効くんだから、PS3 のファームでなんとかならんもんだろうか?少なくても、ソースによって自動切換えくらいはできると思うけど。


---- メディアサーバー ----

1.50 ファームアップデート で、メディアサーバーとしての機能が追加されてる。PC のムービーフォルダーに入ってた、適当なムービーファイルを、nasne にコピーしてみる。

コピー速度はちょっと遅い感じがする。そこは価格なりだな。

DLNA 経由で、問題なく再生できる。

torne の UI になれると、PS3 の DLNA クライアントの操作は、直感的じゃ無いね。torne にまとめられないかね?


---- PS Vita ----

torne は問題なく使える Vita だが、nasne は、問題有り。

nasneDTCP-IP で送ってるのを、PS3 で別の暗号に変換して Vita へって訳にはいかないんだろう。
残念ながら、Vita 側のアプリケーション待ち。おそらくは DTCP-IP クライアントなんだろう。
なので、ライブチューナー、録画再生、共に Vita での使用不可。

ただ、DLNA 経由でも、DTCP-IP で送っていないコンテンツなら使える。メディアサーバー機能を使って適当なメディアファイルを nasnePS3 DLNA クライアントVita リモートプレイで聴取できる。


--無線LAN接続(おまけ)--


途中に無線LAN を挟む必要は無いんだが、あえて挟んでみる。

構成の変更は簡単で、PS3 の有線LAN 接続先を、ルーター(NEC AtermWR8700N)では無く、イーサネットコンバーター(NEC AtermWL300NE-AG)にして、無線LAN 経由でルーターに接続する。

イーサネットコンバーター(AtermWL300NE-AG)
イーサネットコンバーター(AtermWL300NE-AG

無線LANルーター、イーサネットコンバーターは、5GHz 802.11a/g/n 2x2 MIMO で 300Mbps を謳ってる。以前、実際に使用していた時には、実効速度100Mbps は出ていた。

地デジのライブチューナーを見てみるが、何の問題も無い。ビットレートが15Mbpsと表示されていたんで、他の番組でも問題ないだろう。

BSデジタルのライブチューナーと、録画再生の2ストリームなんかだと、最大48Mbps(録画はもっとビットレート圧縮されてる?) になるんだろうが、残念ながらテスト環境がない。

当然、保証はしないが、5GHz帯で、2x2 3x3 MIMO 300Mbps 450Mbps を謳ってる無線LAN機器なら、途中に挟んでも、ま、なんとかなる可能性は高いんじゃなかろうか?




【PS3】 nasne(ナスネ) C...

【PS3】 nasne(ナスネ) C...
価格:15,280円(税込、送料別)

自作機冷却、夏本番

北国の夏は変に暑い。いや、普通に暑いと言うべきか。
クーラーなんぞない分、年に何日かは来る30度越えの日には、室温もそれなりに30度を越えてくる。
ちなみに、冬も変に暑い。ストーブを…。

と言うわけで、夏に向けて強化してきた自作機の冷却能力が試される日がやって来た。

構成は変わらず…
  • CPU:i5-750 (TDP95W)
  • MB:ASUS P7P55D
  • メモリ:8Gbytes
  • インターフェース:ASUS U3S6
  • SSD:Crucial RealSSD C300 64Gbytes
  • HD:日立 HDS721050CLA362 (500Gbytes)
  • ケース:Cooler Master Sileo500

で、最近、冷却強化&発熱抑制用に…
  • 電源:ANTEC EarthWatts EA-450-PLATINUM (80PLUS PLATINUM)
  • CPUクーラー:CoolerMaster Hyper TX3 EVO (92mmファン用)
  • CPUクーラーファン:ENERMAX T.B.Silence PWM UCTB9P (92mm PWM)
  • フロントエアインテーク:Cooler Master 4-in-3 Device Module (STB-3T4-E3-GP) (本来の用途は、120mm冷却ファン付き 5inchベイ用3.5inchドライブベイ)
  • グラフィックボード:SAPPHIRE HD7750 1G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/DP
  • ケースファン少々

を追加、変更した。ちょい前のミドルレンジに、継ぎ足し継ぎ足し感が…。新マザーが欲しい…。

全体的な発熱の抑制には、当然電源の効果が大きい。排気の温度が全然違う。前に積んでたのは80+以前の電源だったので、1割2割は、効率が上がってるはず。

冷却強化は、フロントインテークとCPUクーラーが効いた。
フロントインテークは、閉じると如実に違いがでるんで、特に効果的。
CPUクーラーは定評がある製品なら、何でも良いかも。ただ、サイドフローで92mmってのは、探した際にはあんまり無かったな。


室温23℃の導入時と、夏本番の室温33℃を比較すると…

i5-750定格23℃33℃
アイドリング時1100rpm37℃1800rpm47℃
Super Pi 実行時(負荷20~30%)1500rpm42℃2300rpm51℃
Prime95実行時(負荷100%)2300rpm53℃2300rpm63℃

マザー付属ツール読み。ちなみに、2300rpm でT.B.Silence PWM UCTB9P のフル回転(カタログ上は2200rpm±10%)。50℃でフル回転するように設定してある。

ちょうど10℃の上昇だ。気温が10℃上がっているんだから、それで正しい気もするが、ちょっと期待と違った気もする…。

実用上、夏場のダウンクロックの必要は無くなったし、なにかのはずみで CPU がフルに回るような事になっても、壊れるような状況にはならないんで、これで良しだな。


サイドフロー型CPUクーラーの直前に、直接外気を送り込める構造が良いと思うんだけど、そういう構造のケースって、あんまり無いよなぁ…。探し出せてないだけかな。

トップフロー型CPUクーラーなら、サイドパネルにパッシプダクト付きなのは結構有るけど…。トップフローって、やっぱり内部のエアフローが乱れるような。ただ、実用的に冷却できるんなら、なんでも良いんだけど…。




2012年8月13日月曜日

Bioshock2 を始める

Resistance 3 Doomsday Edition のついでで買った、Bioshock をようやく終わらせた。

難易度 easy で始めてしまったんで、ゲーム的な手ごたえはなんにもなかったけど、うん、おもしろかった。

さて、難易度を上げて、もう一度最初から始めようか…。とも思ったが、そういや、2も売ってたなと思いなおして、Bioshock2 を買うことにした。安いんで海外版。今度は難易度は、Normal くらいでやるかな。

Bioshock2 と Dead Space2
Bioshock2 と 一緒に買った Dead Space2

ゲームは、憂さ晴らしの楽しみでやってるんで、修行みたいな事はしない。トロフィーとかも、あんまり気にしないし、攻略サイトや、ましてや攻略本なんかも見ない。いきあたりばったりでやるのが、結構楽しい。

昔と違って、自分で攻略ノートみたいな物を作るのもらくちんだし。気になったら、スマートフォンで画面を撮影して、コメント付けて Evernote にでもほおり込んでおけば、簡単にできてしまう。本当にらくちんだこと。

まだ始めたばっかりだけど、前作 Bioshock よりおもしろいかも。詳細は書かないが、Little Sister 防衛戦 みたいのが有って、より戦略的に戦わなきゃならん。前のは、ぶっ放して、ぶん殴っておしまい。だったのが、ここから襲ってきそうだから、ごそごそ。で、ここで待ち伏せして…、うんぬん。

写真撮影も改良されて、コンボで高得点!みたいなのり。
ハックもスピーディになってよろしい。 前のも好きだったけど。

しばらくは楽しく遊べそうだな。うーん、積んであるゲームはいっぱい有るんだけどな…。



2012年8月12日日曜日

パタポン で ウォーキング

今まで、圧縮音源なんぞに金なんて出せるか!なんて思ってはいたものの、ローソンのポンタポイント増量キャンペーンに釣られて、iTunesカードを買ってしまった。あっさり宗旨変え。

200円分のポイントで魂を売ってしまった…。安い魂だ。

iTunes をインストールして、iTunesカードのコードと、個人情報を登録してお終い。クレジットカード情報の登録はせずに済んだ。

で、パタポン3のサントラを、iTunes で買う。CD で売ってないしね…。

パタポンのサントラは、mora でも扱い始めたみたいだ。が、DRM 有りの mora ATRAC3 132と、無しの iTunes AAC 256 とじゃ勝負にならん。SCE の サントラなのに Apple から買った方が良いとはねぇ…。


さっそく、x-アプリ経由で、WALKMAN に取り込み。意外にあっさり取り込めるんで拍子抜け。AAC でそのまま鳴るんだ。

マップのテーマと、ボス戦のロックをプレイリストにしてリピート。全部 120 BPM(Beats Per Minute)なんで、毎分120歩のペース。


で、パタポン3でウォーキング 。やってみると、結構きついね。ただ、恐ろしいのは、パタポンの呪いとでも言うか、なんだかんだで、しんどくても曲に合わせて勝手に足が動いてしまう事だ。

楽しく、ノリノリで、パタポンドンチャカにウォーキングが出来て非常によろしい。歌詞なんてものも付いて無いので、歩いているうちに、だんだん没我の境地(というかパタポンの境地)になってくる。

メソッドとしての禅なんかに近いのかも。パタポン禅でも提唱してみようか?


良い事ばかりだとすばらしいんだけど、そうで無い事も…

かなり没頭するんで、周囲への注意がおろそかになるかも。イヤーピースを改造して遮音性を高くしちゃったのもあって、往来の少ない交通量も低いコースを選ばないと、ちょっと危ない。

もう一点。かなり残念な事に、曲間でテンポがずれる。これで呼吸が乱れるのは、相当つらい。これはサウンドエディタを使って改善する事にした。改善の詳細は、また別の機会にでも。




2012年7月13日金曜日

XBA-3SL のイヤーピースを自分用に加工する

当方、図体の割に、耳の穴が小さい。

付属のイヤーピースだとSSサイズがぴったりだ。が、残念な事に、SSサイズハイブリッドイヤーピースをしばらく装着していると、右耳だけ痛みを感じる。

音量的にと言う話では無く、物理的に何かが当たって痛い。

音的には、ハイブリッドイヤーピースよりノイズアイソレーションイヤーピースの方が好みだ。低音がしっくりくる気がする。

残念な事に、ノイズアイソレーションは、サイズがSまでしかない。

あちらを立てればこちらが立たずで、サイズSノイズアイソレーションイヤーピースを使う事にしたが、どうもしっくり来ない。まぁ、サイズが合ってないんだから、当たり前か…。


そう言えば、低反発耳栓を使って、イヤーピースを自作する話をどっか(多分、Lifehacker)で読んだ気がする。

と言う事で早速工作してみたが、低音がスカスカで使い物にならず。その話は割愛。

低音がスカスカなのは、密閉性が低いからだよなぁ…。と言う事で、ここから本題。


ハイブリッドイヤーピースを加工して、自分流ノイズアイソレーションイヤーピースを作る


付属のサイズSハイブリッドイヤーピース
付属のサイズSハイブリッドイヤーピース

低反発耳栓
低反発耳栓
ドラッグストアにでも行けば、500円くらいで売ってる。普通に使っても、静かに眠れてよろしい。

穴開け用パンチ
穴開け用パンチ
適当な厚みにスライスした耳栓に、こんなパンチを使って穴を開けてやる。4.0mmの穴を開けてみた。

穴あけイメージ
穴あけイメージ
実際には、カッターマット上で作業したが、こんなイメージで穴を開ける。

面取り
面取り
耳側を面取りしてやる。

付属のSサイズノイズアイソレーションイヤーピース(左側)
付属のSサイズノイズアイソレーションイヤーピース(左側)
ノイズアイソレーションタイプは、こんな感じ(左側)でスポンジが入ってるが、物理的な反発力はそんなに無い。

耳栓をイヤーピースに結合
耳栓をイヤーピースに結合
そのスポンジの役割を、耳栓にしてもらう。自分流ノイズアイソレーションイヤーピース完成。こっちのスポンジの反発力は結構有る。

本体に取り付け
本体に取り付け
完成品を本体に取り付けて、くるんとシリコンを戻してやれば、出来上がり。

音質が格段に向上!すばらしい装着感!
なんて言うような、オーディオ誌の絶賛記事の様な事も無く…。

純正サイズSノイズアイソレーションイヤーピースと比較して、低音が増した気がする…、労力分プラシーボ効果が…。装着時の圧迫感は確実に増えた。タッチノイズ、風切り音増大…。

うーーーん。

あぁ、この構造で、サイズSじゃなく、サイズSSで作れば良かったんだ…。と、いい加減へこんだ後に思いつく。

サイズSS用に、もう一回
サイズSS用に、もう一回
厚さや、半径を、何通りか作ってとっかえひっかえ。なんか、作るのに慣れてしまった。

いろいろ残念な過程は有ったけど、最終的に、サイズSSハイブリッドイヤーピースノイズアイソレーションイヤーピース化は、大成功。

耳への当たりを吸収してくれて、痛みは無い。
本来の耳の大きさ用なんで、装着感は非常によろしい。圧迫感も無い。
低音の感じも、純正ノイズアイソレーションの感じとよく似ている。ハイブリッドより好み。
タッチノイズと風切り音も気にならない。

良い事ずくめだ。

ただ一点、短所と言うか、長所と言うか、遮音性が非常に高い。街中での使用に際して、より注意が必要になった。

カナルは、イヤーピースで変わるもんだとは思っていたが、自分で思っていたより変わるなぁ…。一番重要なのは、耳の穴の大きさに合った物を選択する事なのかな。



何かと便利

2012年7月6日金曜日

SONY XBA-3SL を買う

元々のDAP環境は、SONY WALKMAN NW-A856 に、WALKMAN専用の SONY ネックストラップヘッドホン  MDR-NWN33S。出歩くときに気軽に聴くための物。

NW-A856 と MDR-NWN33S
NW-A856MDR-NWN33S

WALKMAN のノイズキャンセラー機能を生かそうと思って、この選択になった。が、なかなかノイズキャンセラーを使う機会が無い。

結局、本領を発揮できず、ただのネックストラップ付インナーフォンと化してしまった。

どうせノイズキャンセラーを使わないならば、もうちょい良いインナーフォンが欲しいとは思っていて、SONY XBA-3SL はずっと考えていたんだが、なかなか購入までには至らず…。

そんな感じでいたところ…。ちょっと必要になった小額の小物の送料をケチる為に、高額な XBA-3SL をいっしょに買って送料無料にする。と言う、なんとも本末転倒な購入動機ができたんで、思い切って購入した。なにか理由をつければ、結構高いものでも不思議と買えるものだ。

XBA-3SL パッケージ
XBA-3SL パッケージ

XBA-3SL 付属品
XBA-3SL 付属品

付属品として、ポーチ、延長コード、コード長アジャスター、ハイブリッドイヤーピースSS~L 4種、ノイズアイソレーションイヤーピース S~L 3種。



MDR-NWN33SXBA-3SL の比較


ストラップ無しの MDR-NWNC33 が実売4,000円程度なんで、実売13,000円程度の XBA-3SL と比較するのも何だが…。比較して、大して変わらなかったら、それはそれで金返せ!って話でもあるし…。

使用中の MDR-NWN33SMDR-NWNC33 と同じ様なもんだろう)は、周波数的には良く出てる。なかでも低音は出ていて、個人的にはボンついているのもあって過剰だと思える。

解像度は、まぁ、価格相応。どうも一枚ベールを被ったような感じ。このせいで、周波数的に高音は出ていても、物足りなく感じる。

その物足り無さを補おうと音量を上げると、ボンついた低音がしんどい。結局、イコライザで相当弄って聞いていた。

イコライザー設定
イコライザー設定

歳とって、耳が悪くなったせいも有るんだろうが、低音を下げるために相当極端なイコライジングだ。ハイを+1、400Hz以下を-1する意図。


さて、XBA-3SL

買った当初は、なんかクッキリし過ぎで低音も出ていなくて、ちょっと参ったが、3日程、夜中中、XLO Test & Burn in CD 鳴らしてたら落ち着いた。ダイナミックと比べると、随分と慣らしが早い印象だ。機械的駆動部が小さいってのが大きな要因かな?

Test & Burn in CD
Test & Burn in CD 随分昔に買った物だが、何かと役に立つ


イコライザーはオフ。ちょっと高音もの足りないかも。しばらく使ってから補正しよう。AVアンプ系なんかも、スピーカーのイコライザー補正で、高域をちょっと上げてちょうど良く聴こえるくらいに歳とってしまった。悲しいね…。

MDR-NWN33S と比較して、若干全体の音量が少なく聞こえる。

こちらも、周波数的には良く出ている。普通の曲を屋外で聴く分には、十分ワイドレンジ。とは言っても、そこはさすがにバランスドアーマチュアなんで、ウーファー付けても、サブウーファー領域の超低音は、弱い。

ショスタコーヴィチ交響曲第2番の冒頭が、その超低音で始まるんだが、MDR-NWN33S と比較するとさすがに出ない。サブウーファー積んでる XBA-4SL だと、そこいら辺の超低音もカバーできているのだろうか?

どうせ、外で聞く分には、そんな音どっちで聞いても聞こえないんで気にしない。

解像度は、べらぼうに高い。

目から鱗とは言うが、耳からだとなんだろうね?さすがに3倍の価格差は有る。高音はもちろんだが、周波数全域にわたって、解像度が高い。音の輪郭がビシッとしていてぼやけた感じがしない。特に低音のキレはすばらしい。スピーカーで言えば、ダンプの効いたスピード感の有る低音だ。こういう低音だと、聞き疲れしなくて助かる。

高音域目的で買った XBA-3SL だが、このキレの有る低音域にも魅力が有る。

アコースティックな小編成の音楽(例えばジャズ)なんかだと、定位のし方の違いが良く判る。 MDR-NWN33S だと、その辺で鳴ってる程度が、XBA-3SL だと、そこで鳴ってる。と言う感じで聞こえる。ぼやけない。


おもしろい事に、XBA-3SL を聞いた直後に、イコライザーオフのままで MDR-NWN33S を聞くと、普通に聞けてしまう。特に周波数的に出ていないとかも感じないんだが…

これが、しばらく聞いていると、やっぱりもやもや感が出てきて、しんどくなる。不思議なもんだ。


ところで、周波数は周波数で良いとして、解像度ってのは、物理的に言うと時間軸の評価尺度なんだろう。過渡応答特性とか、インピーダンスの周波数依存とかが、最終的には位相差となって現れ、それを、音像の定位や解像度、輪郭なんて言う言葉で表現する事になるんだろう。


XBA-3SL の欠点。冨田勲の初期の作品なんかを聞くと、頭の中かき回されてるみたいになる。というか、XBA-3SL に限らず、解像度の高いインナーフォンで聞けば、どれでもそうなりそうな気がする。MDR-NWN33S だと、そんなに気にならないってのは、おもしろい。もとよりスピーカーで聞きなさいよって話なんだろうけど。

冨田の初期のアルバムなんかだと、位相をコントロールして、音の定位のおもしろさを相当強調してるんで、こんな事になるんだろう。


一度、BA機になれると、もう戻れなくなるかなぁ…。XBA-3SL は総じて、良い買い物だった。




【送料無料】【smtb-u】SONY/ソニー XBA-3S...

【送料無料】【smtb-u】SONY/ソニー XBA-3S...
価格:13,377円(税込、送料込)

2012年6月22日金曜日

Hyper TX3 EVO のファンを T.B.Silence PWM UCTB9P に交換する

CPUクーラー CoolerMaster Hyper TX3 EVO には、Blademaster 92 (R4-BM9S-28PK-R0) というファンが、付属で付いている。

だいたいアイドリング時は、1400回転程度。CPU 負荷が、20~30%くらいで、1600回転程度になる設定で使っていた。

アイドリング時は、静かで何の不満も無いのだが、ちょっと回っただけで、結構な音を出す。私の環境及び感覚では、だいたい1500回転くらいに快不快の閾値が有る様だ。

前回のエントリー、Cooler Master 4-in-3 Device Module(STB-3T4-E3-GP) を静音化するBlademaster 92 の回転音も抑えられはしたのだが…。残念ながら、気にならないと言うレベルにまで下がった訳では無い。

と言う事で、ファンを交換する事にした。しばらく前から交換しようとは思っていたが、ちょうど、購入しようと思っていたファンが欠品状態で手に入らなかった。それが、ようやく手元に届いたので、では交換と言う話だ。

ファンを選定するに当たって、条件は…
  • 92mm PWM ファン(これは当然)
  • 静か(交換の目的)
  • ファンブレイドの取り外しが可能(掃除用、リテールで懲りた)

これらを考慮して、最終的に、ENERMAX T.B.Silence PWM UCTB9P を購入した。

諸元T.B.Silence PWM UCTB9PBlademaster 92
回転数(rpm)500~2200800~2800
風量(CFM)13.23~42.6715.7~54.8
静圧(mmH2O)0.512~2.6890.35~4.27
騒音(dBA)8~2117~35

メーカー公表値(T.B.Silence PWMシリーズBlade Masterシリーズ より引用)。

データで見る感じ、総じて、静音の ENERMAX、風量の Cooler Master という感じ。

T.B.Silence PWM UCTB9P パッケージ
T.B.Silence PWM UCTB9P パッケージ

T.B.Silence PWM UCTB9P 付属品と外したブレード
T.B.Silence PWM UCTB9P 付属品と外したブレード
付属のコネクターは、ペリフェラル⇒3P 変換コネクター。3Pだけど、4P(PWM)でも使える。ただし、その際は、当然PWM制御できなくなる。ブレードを外すのは、結構力が要る。モーター部を支えるフレームが華奢なんで、そこに力が掛からないように注意しないと、はずみで壊しそうだ。

Hyper TX3 EVO 付属のファン取付具
Hyper TX3 EVO 付属のファン取付具
いきなり、ネジを切ってしまうのもなんなんで、まずは、Cooler Master 4-in-3 Device Module (STB-3T4-E3-GP) に付属していたファン固定用プラスチックブッシュを流用して仮組みした。

T.B.Silence PWM UCTB9P ネジで固定
T.B.Silence PWM UCTB9P をネジで固定
仮組みして、大丈夫そうなんで、本組み用にネジで固定。CPUクーラーファンなので、簡便性よりも、確実性を取る。この上に防振用の付属ゴムを貼る。

T.B.Silence PWM UCTB9P と Blademaster 92
T.B.Silence PWM UCTB9PBlademaster 92
並べてみた。Hyper TX3 EVO には、もう一基分のファン固定具が付いているので、とっかえひっかえは簡単。

CPUクーラーに固定した Blademaster 92
CPUクーラーに固定した Blademaster 92

CPUクーラーに固定した T.B.Silence PWM UCTB9P
CPUクーラーに固定した T.B.Silence PWM UCTB9P
ENERMAX の文字部が切り抜かれていて、デザイン兼インテークの役割を果たしている。ここからエアーが散ると言うようなレビューも有ったので、仮組みの際に、試しにテープを貼って塞いでみた。が、この環境ではかえって冷却性能が落ちる様なので、テープははがして、本来の状態で使う。


さて、肝心の冷却に関して。

条件 i5-750定格:室温23℃T.B.Silence PWM UCTB9PBlademaster 92
アイドリング時1100rpm37℃1400rpm37℃
Super Pi 実行時(負荷20~30%)1500rpm42℃1600rpm41℃
Prime95実行時(負荷100%)2300rpm53℃2800rpm52℃

マザー付属ツール読み。1℃、2℃は誤差のうちだと思うので、こういう設定だと、ほぼ互角の冷却性能だと思う。静音という点では、明らかに、T.B.Silence PWM UCTB9P に軍配が上がるので、交換は成功だった。

ただ、CPUをフルに回した後の下がり方は、Blademaster 92 の方が良かった感じがある。なので、この冷却性能はファンの能力では無く、単に CPUクーラーフィン の放熱能力を見ているのかも知れない。


おまけ。
T.B.Silence PWM UCTB9P と T.B.Silence UCTB12
T.B.Silence PWM UCTB9P と、奥の T.B.Silence UCTB12
一緒に取り替えた、ケース排気用の兄弟ファン T.B.Silence UCTB12 も写してみた。




ENERMAX UCTB9P T.B.SilenceシリーズにPW...

ENERMAX UCTB9P T.B.SilenceシリーズにPW...
価格:1,080円(税込、送料別)