2012年6月22日金曜日

Hyper TX3 EVO のファンを T.B.Silence PWM UCTB9P に交換する

CPUクーラー CoolerMaster Hyper TX3 EVO には、Blademaster 92 (R4-BM9S-28PK-R0) というファンが、付属で付いている。

だいたいアイドリング時は、1400回転程度。CPU 負荷が、20~30%くらいで、1600回転程度になる設定で使っていた。

アイドリング時は、静かで何の不満も無いのだが、ちょっと回っただけで、結構な音を出す。私の環境及び感覚では、だいたい1500回転くらいに快不快の閾値が有る様だ。

前回のエントリー、Cooler Master 4-in-3 Device Module(STB-3T4-E3-GP) を静音化するBlademaster 92 の回転音も抑えられはしたのだが…。残念ながら、気にならないと言うレベルにまで下がった訳では無い。

と言う事で、ファンを交換する事にした。しばらく前から交換しようとは思っていたが、ちょうど、購入しようと思っていたファンが欠品状態で手に入らなかった。それが、ようやく手元に届いたので、では交換と言う話だ。

ファンを選定するに当たって、条件は…
  • 92mm PWM ファン(これは当然)
  • 静か(交換の目的)
  • ファンブレイドの取り外しが可能(掃除用、リテールで懲りた)

これらを考慮して、最終的に、ENERMAX T.B.Silence PWM UCTB9P を購入した。

諸元T.B.Silence PWM UCTB9PBlademaster 92
回転数(rpm)500~2200800~2800
風量(CFM)13.23~42.6715.7~54.8
静圧(mmH2O)0.512~2.6890.35~4.27
騒音(dBA)8~2117~35

メーカー公表値(T.B.Silence PWMシリーズBlade Masterシリーズ より引用)。

データで見る感じ、総じて、静音の ENERMAX、風量の Cooler Master という感じ。

T.B.Silence PWM UCTB9P パッケージ
T.B.Silence PWM UCTB9P パッケージ

T.B.Silence PWM UCTB9P 付属品と外したブレード
T.B.Silence PWM UCTB9P 付属品と外したブレード
付属のコネクターは、ペリフェラル⇒3P 変換コネクター。3Pだけど、4P(PWM)でも使える。ただし、その際は、当然PWM制御できなくなる。ブレードを外すのは、結構力が要る。モーター部を支えるフレームが華奢なんで、そこに力が掛からないように注意しないと、はずみで壊しそうだ。

Hyper TX3 EVO 付属のファン取付具
Hyper TX3 EVO 付属のファン取付具
いきなり、ネジを切ってしまうのもなんなんで、まずは、Cooler Master 4-in-3 Device Module (STB-3T4-E3-GP) に付属していたファン固定用プラスチックブッシュを流用して仮組みした。

T.B.Silence PWM UCTB9P ネジで固定
T.B.Silence PWM UCTB9P をネジで固定
仮組みして、大丈夫そうなんで、本組み用にネジで固定。CPUクーラーファンなので、簡便性よりも、確実性を取る。この上に防振用の付属ゴムを貼る。

T.B.Silence PWM UCTB9P と Blademaster 92
T.B.Silence PWM UCTB9PBlademaster 92
並べてみた。Hyper TX3 EVO には、もう一基分のファン固定具が付いているので、とっかえひっかえは簡単。

CPUクーラーに固定した Blademaster 92
CPUクーラーに固定した Blademaster 92

CPUクーラーに固定した T.B.Silence PWM UCTB9P
CPUクーラーに固定した T.B.Silence PWM UCTB9P
ENERMAX の文字部が切り抜かれていて、デザイン兼インテークの役割を果たしている。ここからエアーが散ると言うようなレビューも有ったので、仮組みの際に、試しにテープを貼って塞いでみた。が、この環境ではかえって冷却性能が落ちる様なので、テープははがして、本来の状態で使う。


さて、肝心の冷却に関して。

条件 i5-750定格:室温23℃T.B.Silence PWM UCTB9PBlademaster 92
アイドリング時1100rpm37℃1400rpm37℃
Super Pi 実行時(負荷20~30%)1500rpm42℃1600rpm41℃
Prime95実行時(負荷100%)2300rpm53℃2800rpm52℃

マザー付属ツール読み。1℃、2℃は誤差のうちだと思うので、こういう設定だと、ほぼ互角の冷却性能だと思う。静音という点では、明らかに、T.B.Silence PWM UCTB9P に軍配が上がるので、交換は成功だった。

ただ、CPUをフルに回した後の下がり方は、Blademaster 92 の方が良かった感じがある。なので、この冷却性能はファンの能力では無く、単に CPUクーラーフィン の放熱能力を見ているのかも知れない。


おまけ。
T.B.Silence PWM UCTB9P と T.B.Silence UCTB12
T.B.Silence PWM UCTB9P と、奥の T.B.Silence UCTB12
一緒に取り替えた、ケース排気用の兄弟ファン T.B.Silence UCTB12 も写してみた。




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