2012年7月13日金曜日

XBA-3SL のイヤーピースを自分用に加工する

当方、図体の割に、耳の穴が小さい。

付属のイヤーピースだとSSサイズがぴったりだ。が、残念な事に、SSサイズハイブリッドイヤーピースをしばらく装着していると、右耳だけ痛みを感じる。

音量的にと言う話では無く、物理的に何かが当たって痛い。

音的には、ハイブリッドイヤーピースよりノイズアイソレーションイヤーピースの方が好みだ。低音がしっくりくる気がする。

残念な事に、ノイズアイソレーションは、サイズがSまでしかない。

あちらを立てればこちらが立たずで、サイズSノイズアイソレーションイヤーピースを使う事にしたが、どうもしっくり来ない。まぁ、サイズが合ってないんだから、当たり前か…。


そう言えば、低反発耳栓を使って、イヤーピースを自作する話をどっか(多分、Lifehacker)で読んだ気がする。

と言う事で早速工作してみたが、低音がスカスカで使い物にならず。その話は割愛。

低音がスカスカなのは、密閉性が低いからだよなぁ…。と言う事で、ここから本題。


ハイブリッドイヤーピースを加工して、自分流ノイズアイソレーションイヤーピースを作る


付属のサイズSハイブリッドイヤーピース
付属のサイズSハイブリッドイヤーピース

低反発耳栓
低反発耳栓
ドラッグストアにでも行けば、500円くらいで売ってる。普通に使っても、静かに眠れてよろしい。

穴開け用パンチ
穴開け用パンチ
適当な厚みにスライスした耳栓に、こんなパンチを使って穴を開けてやる。4.0mmの穴を開けてみた。

穴あけイメージ
穴あけイメージ
実際には、カッターマット上で作業したが、こんなイメージで穴を開ける。

面取り
面取り
耳側を面取りしてやる。

付属のSサイズノイズアイソレーションイヤーピース(左側)
付属のSサイズノイズアイソレーションイヤーピース(左側)
ノイズアイソレーションタイプは、こんな感じ(左側)でスポンジが入ってるが、物理的な反発力はそんなに無い。

耳栓をイヤーピースに結合
耳栓をイヤーピースに結合
そのスポンジの役割を、耳栓にしてもらう。自分流ノイズアイソレーションイヤーピース完成。こっちのスポンジの反発力は結構有る。

本体に取り付け
本体に取り付け
完成品を本体に取り付けて、くるんとシリコンを戻してやれば、出来上がり。

音質が格段に向上!すばらしい装着感!
なんて言うような、オーディオ誌の絶賛記事の様な事も無く…。

純正サイズSノイズアイソレーションイヤーピースと比較して、低音が増した気がする…、労力分プラシーボ効果が…。装着時の圧迫感は確実に増えた。タッチノイズ、風切り音増大…。

うーーーん。

あぁ、この構造で、サイズSじゃなく、サイズSSで作れば良かったんだ…。と、いい加減へこんだ後に思いつく。

サイズSS用に、もう一回
サイズSS用に、もう一回
厚さや、半径を、何通りか作ってとっかえひっかえ。なんか、作るのに慣れてしまった。

いろいろ残念な過程は有ったけど、最終的に、サイズSSハイブリッドイヤーピースノイズアイソレーションイヤーピース化は、大成功。

耳への当たりを吸収してくれて、痛みは無い。
本来の耳の大きさ用なんで、装着感は非常によろしい。圧迫感も無い。
低音の感じも、純正ノイズアイソレーションの感じとよく似ている。ハイブリッドより好み。
タッチノイズと風切り音も気にならない。

良い事ずくめだ。

ただ一点、短所と言うか、長所と言うか、遮音性が非常に高い。街中での使用に際して、より注意が必要になった。

カナルは、イヤーピースで変わるもんだとは思っていたが、自分で思っていたより変わるなぁ…。一番重要なのは、耳の穴の大きさに合った物を選択する事なのかな。



何かと便利

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