2011年10月10日月曜日

htc EVO を借りてみた

近所にWiMAXがやってきたんで、DSLの置き換え含み、どんなもんだろうと思って、auショップから htc EVO WiMAX ISW11HT を借りてきた。最新のWiMAX機は、さすがに貸してくれない。


世の中は iPhone4S の話題で持ちきりだが(借りに行ったauショップでも、手続き中に iPone4S の話をしにくるお客さんが結構来てた)、私の興味は WiMAX なんで、見向きもせず。

フューチャーフォンを使ってる身からすると、EVOは、ずっしりと重いってのが最初の感想。

表示されたWiMAXの電波強度は、4段階で下から2番目だが、適当にスピードテストサイトに繋ぐと、平気で10Mbpsを超えてくる。へーってな感じ。

ただ、置き場所に大きく左右される。窓際から2mも離れると、とたんに速度が落ちる。

さらに水平に置いた際は、EVOの向きでも速度が変化する。ここいら辺は、来たばっかりで、WiMAX 基地局密度が足らんのか、若しくは、WiMAX とは、そもそもそういう物か、定かでは無い。内蔵アンテナの向きだろって気もするけど。

EVO 単体で使う分には十分なスピードだが、テザリングをすると、かなり厳しい。

usbテザリングで、5,6Mbps、Wi-Fiテザリングだと、3Mbpsくらいまで落ちる。現状でDSLの速度が良い時で6Mbpsくらいなんで、置き換えるとしても実用上問題は無いと言えば、そうなんだが、10Mbpsオーバー出てるものが、ここまで落ちると、精神衛生上よろしくない。

という事で、常設のWAN機器として使うには、心もとない、ましてや、2.4GHz帯のWi-Fi親機としては、使う気もおきない。

現在構築してる 5GHz 無線LAN環境にWAN側端末として繋ぐには、LANコンバーターを使う事になるが、それも、いまいちだ。usbテザリングでWindows機を一つ変換専用に使えば、有線でもいけそうだけど。

WiMAXスマートフォン(EVO) -> 2.4GHz Wi-Fi テザリング -> LANコンバーター -> 有線LAN -> 5GHz無線LAN親機WAN側

WiMAXスマートフォン(EVO) -> usb テザリング -> Windows機ICS -> 有線LAN -> 5GHz無線LAN親機WAN側

って感じだが、どうにも気乗りがしない。というか、気持ち悪い。

最新のWiMAX スマートフォンで、テザリングの効率がどうなっているのかは試せないが、どっちにしろ、途中に2.4GHzを挟んでLANコンバーターを使うのは、すごい無駄な気がする。ましてや、Windows機は、いわずもがな。

有線LAN端子が付いたスマートフォン用クレードルでも出れば良いが、auからは出ないだろう。(UQでは既に、そういう製品が有るんだが…)

本来は、こう使いたい…
WiMAXスマートフォン(EVO)+クレードル -> 有線LAN -> 5GHz無線LAN親機WAN側

UQのモバイルWi-Fiルーター(NEC AtermWM3500R とか)だと、上の様な接続ができる。


さてDSLから、本来のモバイルでの使用に目を向ける。

WiMAXが来たばっかりで、周辺ではアンテナが完全に整備されていないが、近所を適当に歩いてみても10Mbpsは軽くでる。ぶらりと何kmか動いてみたが、やはり基地密度が足りないのか、途中接続が切れる地域も有る。来始めだから、ここは仕方が無い。

ただ、一般住宅ですら屋内では電波が届きづらいので、商業施設の屋内に入ると全く繋がらない。この辺も電波の性質上仕方が無かろう。スマートフォントして使うなら、3Gに切り替えておけばマシになる。ちなみに3Gでも、1Mbpsくらいは出てた。


世の中的には、スマートフォン全盛だが、なんか、私のニーズには、帯に短し襷に長しってな感じだ。



EVOは確実に落っことすね。

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